松笠には歴史のある様々な文化があります。
松笠縁結び地蔵
◆その昔・・・・
このあたりの地域では、挙式は自宅で行われ、祝言を挙げる家に「お嫁さんやお婿さんが、婚家にどっしりと腰を据えるように」という願いを込めて、青年たちがお地蔵さまを持って行ってお祝いをするという風習があったそうです。婚家では結婚式が終わると、お地蔵さまを元の場所に戻さなければならないのですが、お地蔵さまが重たいために移動することができません。そこで、返納を依頼するために、もう一度青年たちを呼んで宴を持ち、婚家との懇親を深めていたようです。
素人芝居『松笠歌舞伎』
昭和の初め、松笠地区に隣接する出雲市佐田町の一座から援助を受け歌舞伎を演じたのが松笠素人芝居の始まりといわれています。
戦後の復興や娯楽の多様化で一時は途絶えましたが、昭和40年代にふるさとの良さを見直そうと当時の青年たちが出雲歌舞伎「むらくも座」の援助を受けながら秋の天満宮の例大祭の余興として行うようになりました。
近年は秋の例大祭の余興として行われ、公演の会場では芝居を見ながら重箱のご馳走をつつき、酒を酌み交わし、舞台へ掛け声を掛けながら客席と舞台が一体となり、その様子は昔の芝居小屋そのものの雰囲気で、幻想的な空間を醸し出します。
納涼盆踊り大会
お盆には盆踊り大会が開催されます。
帰省中の方もいらっしゃって、賑やかです。
滝まつり
8月中旬に龍頭が滝で仏事が行われます。
松笠の有志による滝踊りも見ものですよ!